日ごろ見たアニメやTV番組の感想など趣味をことを書き綴ったブログです
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★さらに新作★




★ギャバンの必殺武器・レーザーブレードが大人のトイとして登場。OPにBGMが流れ、大葉健二のセリフも聞けるがこの玩具用に新録。 ★マクロスΔのメインヒロイン・フレイアがデフォルトのステージ衣装で立体化。パーツの差し替えで「ルンピカ状態」も再現。★ ★原作版をイメージしたセーラームーンのフィギュアーツがリリース。第3部ver.で立体化するが、TVアニメ版とは異なり表情パーツが付かない。★ ★あの変態仮面実写版の第2弾が登場。世界中からパンティが消えるという事件に変態仮面が挑むが・・・鈴木亮平の肉体美、変態仮面の変態技が再びみられる。★

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★同時期公開になったテラフォ実写版の惨さの陰に隠れていたものの、実はかなり好評だった「アイアム ア ヒーロー」がDVD・BDに登場。発売日は11月2日で通常版と豪華版の2種類リリース。ダメ男な主人公がゾンビ病が蔓延する世界で唯一の特技である射撃のスキルを活かしてサバイバルすることに・・という内容。原作は小学館漫画賞受賞作。★ ★シャアとセイラの過去を描いたORIGIN4部作の最終巻はシャアとララァの出会いを描く。主題歌は森口博子が担当するとのこと。来年からルウム編も制作予定とか。★ ★ありそうでなかったデビルマンがTVアニメ版で立体化。付属の鉄骨パーツでED「今日もどこかでデビルマン」の1シーンを再現可能★ ★昨年で10周年を迎えた牙狼の1期がBD化。TV版25話+未放送エピソード、TVSP「白夜の魔獣(DC版)」を収録。新規オーディオコメントなどの特典もあり。★
「火の鳥」を読んでるからということで「手塚治虫の奇妙な資料」ってのを読んだ。
手塚氏は自分の作品が単行本になる際、加筆・修正することが頻繁にあったというが、それを考察した内容。

アトム・BJ、初期作品・火の鳥で加筆・修正されていたる箇所を単行本版や全集版と比較しつつ紹介してるけど、一番関心を持ったのは今読んでいるということで「火の鳥」の修正・削除されたシーン、幻のCOM版「羽衣編」「望郷編」「乱世編」のことは面白かった。
*鳳凰編
・茜丸が鳳凰の像を作るため、寺院を巡るシーンがカット、
・我王が泥でヒョウタンツギの像を作るお遊びのシーンがあったが単行本版ではカット
*ヤマト編
・手塚氏の体験談である第二次大戦時の軍事教訓「鬼畜米英を追い払え」という思想について裏ではアメリカも日本を誹謗中傷していたという描写が連載版には存在していた。
*「望郷編」
・ムーピーと人間の邂逅:連載版ではカインとロミの子7人の前にムーピーが現れ、(本来の姿で)それがロミの姿となり、ロトらと結ばれる
・地球へ:コムの前に火の鳥が現れて、地球へ行く方法を教えてくれるというシーンが連載版ではあったが、単行本化にあたり削除。
・牧村と会って・・・:牧村と会ったロミは地球人の肌の感触を懐かしむシーンについては連載版ではロミの顔は老婆のようだった。さらに「ちぇっ、シワだらけの婆さんに手を握られたってゾッとしないなぁ」という牧村のセリフがあった
・ロミの最期:懲罰委員会の命令でロミとコムを殺しに来た牧村。単行本版では若返りの副作用で死ぬが、連載版ではロミは牧村に殺されてしまう。そのシーンも実際のページが掲載。
・コムの最期:牧村に撃たれたコムは水中で花になり最後を遂げるが、語りが連載版と単行本版では変更されている。
・ラスト:単行本版ラストではロミの遺言を果たすため、牧村はエデン17を訪れる事になる。ロミの亡骸を埋葬するまで「星の王子さま」の一節を読んで聞かせるシーンがあるが、連載版ではエデン17の崩壊、ノルヴァの子供たちがエデン17を脱出して新天地に旅立つところで終わっていた。
*乱世編
・義経の死:連載版では弁太に自慢の顔を丸太で潰されて死ぬが、角川版では藤原泰衡軍の弓矢に当たって死ぬ。
・連載版では・・:義経を殺した弁太がいずこかへ落ち延びる・・ってシーンで終わっていたが、最後に犬と猿のエピソードを入れている(犬と猿のエピソードは本編の途中(天狗が死ぬ場面)に存在したが、朝日・講談社版ではラストに移動し、犬と猿が義経と清盛の転生後という設定になっている。その中では犬と猿が人間だった頃の思い出(義経と清盛だった頃)を思い出すという内容が追加された。また角川版では犬と猿のエピソードは冒頭に移動され、物語の序章として扱われている)

*異形編:連載時では八百比丘尼の下に訪れる異形の者は宇宙人だったが、単行本版では妖怪にされた
*表紙絵ギャラリーを一部掲載
*太陽編
過去未来に移動する際、コマ割りを変更
・「鉄腕アトム」のお茶の水博士が出ていた
・連載版では猿田が火の鳥によって罰を受けるシーンがあった
・ヨドミが生き返る描写と「光」が生まれた理由の連載版が本に載っていて、ちょうど「太陽編」の朝日版を読んだけど連載版の方が読み応えがあるし前者は太陽編が時を越えた愛の物語だとわかるのだが、何でカットしたのだろうか?。

<COM版羽衣編>
・単行本版とセリフ回しが違っていた。
・おときは未来人で、平安時代に逃げる前に「毒の光」=放射能を浴びたため、生まれた子供は奇形児だった。それを嘆いて殺そうとするが、できずに未来へ帰っていく内容だったが、放射能汚染と奇形児の所が引っかかったらしく、80年代に修正されるまでは封印作品だった。

<COM版望郷編>
COM版羽衣編の続きとなる内容だったらしく、城之内博士は人類の歴史をやり直すため、人間も植物も動物も全てクローンでまかなわれた「第二の地球」を創りだした。城之内博士の娘「時子」は、戦争から逃れるために4次元航空装置で「羽衣編(COM)」の時代へ逃げていた。時子の正体は実は羽衣編の「おとき」であり、本作は彼女が未来へと戻ってくるところから始まる。時子は時間移動の影響で記憶喪失になり、さらに放射能汚染のせいで奇形で誕生した赤ちゃんがいた。しかし、時子に恋心を抱いていたジョシュアという男は城之内博士を殺し、4次元航空装置を奪い、奇形の赤ちゃんを池に投げ捨て、時子を連れ本当の地球へと旅立つ。赤ちゃんは生きており、クローン動物から「コム」と呼ばれるようになる。第2の地球を見守っている火の鳥にコムが「オトキってなーに」と問いかける所で終わっていて、そのままCOM版は中絶している。
・奇形児がコムという名前でマンガ少年版望郷編ではムーピーと地球人の混血児という設定で登場している。
幻の望郷編の存在と作品の一部を読むことが出来たのはいい収穫。


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【2017/06/30 00:41】 | 読書・コミック
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マンガワンで「火の鳥-ヤマト編-」を読んだ。

<あらすじ>
初出:『COM』(1968年9月号 - 1969年2月号)
4世紀頃の倭(日本)。古墳時代。主人公のヤマト国の王子、ヤマトオグナは父である大王からクマソ国の酋長・川上タケルを殺すことを命じられる。その理由は川上タケルが真実を書いた歴史書を作ろうとしているからであった。大王は、自分たちは神の末裔であるとする嘘の歴史書を作ろうとしていたため、川上タケルがやろうとしていたことは不都合であった。オグナは川上タケルの妹であるカジカと出会い恋に落ちるが、迷いながらも父の言いつけ通りに川上タケルを殺す。タケルは死に際に「わしの名前をやろう。これからはヤマトタケルと名乗るがいい」と名前を譲る。愛したカジカに、仇として命を狙われる事となったタケル。二人の愛はやがて悲劇へと向かって行く。(wikiより)

作品は日本武尊の伝説、石舞台古墳造営の裏話、埴輪の誕生秘話を絡めて描く。

・実験的要素・ギャグが黎明編よりも多く、冒頭から大王の肖像画にヒトラー風、ピカソ風が存在する、語り部をカセットテープになぞらえてる、大王を讃える歌が「鉄腕アトム」の歌の替え歌、古墳建設予定地に学生のデモが・・とかが登場。
古墳建設予定地にデモが・・ってのは60年に安保闘争が起こった、60年代後半に安保の自動更新反対などを唱えた学生運動が盛んだったから?
・ヒロインのカジカが登場するシーンでは・・武勇を尊ぶ熊襲の中にあってインテリな兄を軟弱となじるカジカ。顔が少女漫画風、石川啄木の短歌「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」をもじったセリフもあります。
・川上タケルの人柄がいいので始末できず、悩むオグナ。雑誌の人生相談風のコマ割りが笑いを誘う。
・作中で川上タケルは、"長島"なる部下に「王」と呼ばれている。これは初出時には川上タケル=川上哲治として、クマソを連載当時の巨人軍に見立て、その部下の長島=長嶋茂雄という洒落であったが、川上が監督を引退したので、川上タケルを王貞治(元巨人選手で監督・福岡ダイエーホークス監督)に見立てる内容に改稿したため。
・熊襲の村の長老と出会い、火の鳥のことを聞くオグナ。熊襲の長老は黎明編最後のシーンで外に憧れ、絶壁を登りきった青年が老境に入った姿。外に出た彼は妻となる女性を見つけて熊襲の国を再興させたことが語られ、ここでも「つながり」を感じることが出来る。なぜ火の鳥の血を飲まなかったのか?と長老に聞くオグナ。長老は「死なないことが 幸せではないぞ。生きているあいだに、自分の生きがいを見つけることが大事なんじゃ」と諭す。永遠なんて虚しいだけですからね。
・女装して川上タケルを倒す、草薙の剣の伝説、父に疎まれてると日本武尊の伝説になぞらえたところがあったり。
・火の鳥と出会い、笛で心を通わせるオグナ。彼は火の鳥の血は欲しいけど、それは自分のためではなく、父王が死んだ時に死出の供をさせられる無辜の民を救うため。その「誰かのため」の精神に心打たれた火の鳥はオグナに血を託す。大和へ帰り、父王の御陵の建設責任者になったオグナは古墳の無意味さを父王に知らせるため遊園地風に古墳を作ってしまったことから父王の怒りを買うことに。無駄に死んでいく人々を救いたいオグナは宝物庫で見た土人形を見て兄を説得。土人形や父が生前使っていたものを人間の代わりに埋めれば殉死者は減ると説得するも聞き入れてもらえず、殉死者の列に加えられてしまう。で、以前もらった火の鳥の血を使って、一時的な不死になり埋められた状態で抗議することに。「いけにえ反対!殉死廃止!」「無意味な殉死反対!」「ああ、許すまじ殉死の習わしよ~」とうめき声を発する殉死者ら。これは「日本書紀」にある垂仁記の中の殉死者の声が数日にわたって聞こえたという伝説が題材になってるとか。
最後は火の鳥の血の効き目がなくなり、オグナとカジカは天国で結ばれる・・という展開に。天国で結ばれる・・という展開、復活編でもレオナの物語がそうだったからなぁ
・雑誌版では川上タケルがオグナを出迎えた場面で、手塚の学生時代の体験談である「日本とアメリカが都合のいい様に相手国を中傷していた」という2ページに渡った内容があったが単行本時に省かれている。


(「手塚治虫の奇妙な資料」から)


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「鳳凰編」「宇宙編」と共に角川春樹治事務所プロデュースで制作された作品。原作にあった史実を無視したギャグと歴史書に関する件がカットされてシリアス寄りの展開に。
オグナは井上和彦、カジカは鶴ひろみが担当。

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【2017/06/25 23:57】 | 読書・コミック
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今回読んだのは「火の鳥-太陽編-」。
手塚氏が生前発表した火の鳥としては最後の作品で角川の雑誌「野生時代」で86年1月号~88年2月号まで連載された(「火の鳥」が連載された雑誌はことごとく廃刊になったが、太陽編が掲載された「野生時代」のみ一度休刊した後、小説専門誌「小説野生時代」としてリニューアルした)

7世紀後半と21世紀が舞台。
<過去>
主人公のハリマは百済の王家の血を引くが、白村江で百済が唐と新羅の連合軍によって滅ぼされ、顔の皮を剥がされた上、狼の首を被せられる。狼の首はハリマの皮膚と同化して取れなくなってしまう。行き倒れていたところを占い師のオババに助けられたハリマは逃げる途中で阿部比羅夫を助けて倭に渡ることになる。阿部の取り成しで倭国では犬上宿禰と名乗ったハリマは狗(ク)族の少女マリモ、大海人皇子との出会いを経て、やがて壬申の乱に巻き込まれてゆく。

<未来>
2009年の世界は「火の鳥」を崇拝する宗教団体「光」一族に支配されており、未来サイドの主人公・坂東スグルは「光」の抵抗組織「影(シャドー)」の殺し屋として荒んだ生活を送っていた。ある作戦に失敗したスグルは「光」に捕えられ、「光」の矯正施設で狼に似た洗脳装置を被せられる生活を送る羽目になる。矯正施設で以前同い年という理由だけで殺さなかったヨドミと知り合い惹かれあっていく。

太陽編は7世紀後半と21世紀の物語が交互に進行していく構成で(アニメ化された折、未来サイドは完全に削除)、壬申の乱も「光」と「シャドー」の闘争も世俗の抗争の裏に宗教戦争が存在するという展開で、宗教問題は外国では中世から存在し本当に戦争まで起こったほどですが(十字軍とか)、作中で火の鳥が言ってるように宗教と権力が一緒になった闘争は恐ろしいということを伝えている内容。作中でも「シャドー」の総裁も大海人王子も権力を得てからかつての権力者と同じように自己神聖化に走るという行為は愚かな・・と言いたい。未来編でも人は過ちを繰り返し、人類を滅亡させるということを描いてるから厭世観がにじみ出てる
・矯正施設でスグルはヨドミ(連載時はサオリ)と知り合い知らないうちに恋に落ちていく。当初スグルは女子供でも殺せる冷徹な殺し屋だったのが、恋を知ることで犬上の物語と繋がっていくわけか。
・壬申の乱も終わりかけた頃・・・火の鳥が予言した通り犬上は狼の呪いが解けて人間に戻ることができたが霊的なものを感じ取る力を失い、マリモとの思い出も消えてしまう。ずっと犬上を慕っていたマリモは悲しみに暮れ何年かかっても犬上に会いたいと願う。父から千年経てば犬上の生まれ変わりと会えるという予言を受けたところで未来へ。「光」の教祖の尋問を受けたヨドミは教祖に撃たれるが本性を現し、スグルの所へ。スグルとヨドミは自分の前世を知り新天地へ旅立つという終わり方になるが、太陽編は時を越えた愛の物語だということがわかる

実は太陽編が終わっても新しい火の鳥の構想を手塚氏は考えており、単行本の最後の数ページには「大地編」のメモが併録されている。その中には日中戦争の最中が舞台で、軍の少佐・間久部緑郎と彼の恩師で火の鳥を追い求める猿田の二人が主役だった模様。(もう一つ「大地編」のプロットが存在し、もう一つのプロットは幕末~明治初期が舞台でシュマリみたいな主人公が大陸に渡る話にするつもりだったらしい)

連載版と単行本版で未来編が修正されており、
・回想シーンにお茶の水博士が登場していた

・猿田が火の鳥によって視力を失う描写が単行本ではカット


・光から戻ってきたスグルを巡り、イノリとヨドミの修羅場あり。
・マリモが転生した女性の名前がさおりからヨドミに変更。
・瀕死の重傷を負ったヨドミが火の鳥の力で生き返るという描写がカット。単行本では原因不明の力で生き返る
<連載時のヨドミが生き返るシーン>
(スグルの前に現れる光は鳥の形を成す)
スグル「火・・・の・・鳥!?」
火の鳥「私を呼びましたか?」
   「貴方ははっきり言いましたね?自分の生命と引き換えにその娘に生命を?」
スグル「確かに鳥が喋ってる!こいつはテレパシーって奴か…」
   「ほんとに火の鳥なのか?あ…あんた何だ?神なんですか?」
火の鳥「そんなものではありません。私は生命の源を預かっているだけです。」
スグル「生命を預かっているって?あんた現実にそこにいるのかい?どうやってここへ?」
火の鳥「誰かが心の底から生命を求めれば私はどこにでも現れます。」
スグル「そ そうだ。俺、誓った。彼女に生命が欲しい。
   もう遅いんだ。でもできるなら生き返らせてくれ。」
火の鳥「あなたは今、その娘を愛していますね。心から。」
スグル「ああ、言ったとも。俺、彼女を愛してるんだ!!
    彼女を助けてくれりゃあ俺、そんな代償でも払うよ」
火の鳥「その言葉に免じて助けましょう。でもその代わりあなた達はもし愛を失った時、二人とも死ぬのです。それが代償です。いいのですね?」
スグル「彼女が生きている限り、俺は彼女を愛するとも!!誓うよ。」
火の鳥「わかりました。今助けてあげます。」
(ヨドミが光に包まれ息を吹き返す)
スグル「なんてこった・・血・・消えてる・・!」
   「生き返ったウォーッ!傷がないぞー!奇蹟だ!」

「手塚治虫の奇妙な資料」で割愛された箇所を読んだけど、削除された箇所の方が、非情な殺し屋だったスグルが愛を知るシーンが浮き彫りになるんだけどなぁ
・「光」が出来た理由:単行本版ではおやじさんが語るが、連載時は火の鳥が語る
<「光」が出来た理由:連載版>
スグル「あんた、素晴らしい人・・・いや、鳥だ!でも・・そんなあなたがどうして「光」みたいな教団を許してるんですか?なぜ、おれたち「シャドー」を苦しめるんです?」
火の鳥「わかっています。」
   「私は人間に一つのチャンスをあげたかった。でも愚かな人間はそのチャンスを歪めてしまいました。私は失望しています。」
スグル「答えて下さい。今から10年前、金星へ旅立った惑星探査船が火の鳥に会ったそうです。それは・・・あなたなんですか?」
火の鳥「ええ・・私。」
   「私は長い長い長い間人間の”目覚め”を待っていました。人間が宇宙へと飛び立った時、その”目覚め”のチャンスが来たと思いました」
   「それは人間が地球から遠くから眺めて自分たちがどんなに地球の上の生命をおろそかにしてきたか初めて悟ると信じたのです」
(火の鳥、探査船のクルーの前に姿を現す)
   「だから思い切ってその船の中に入って人間達に会いました。」
   「みんなは驚いて私の話すことをよく聞いてくれました。」
(火の鳥、探査船のクルーに)
火の鳥「美しいでしょうそれにもまして脆くてすぐにも壊れそうでしょう。もしあなた方人間に叡知があるならあの星を大切に使うことです。地球も・・・生きているのですから。」
   「地球に戻ったらこのことを世界中の人間達に伝えてください」
   「わたしはよくわかってくれたと信じていました。ところが、裏切られたのです。彼等はそれをひろめるという名目で宗教を作ってしまったのです。」
スグル「---そして奴等は火の鳥そっくりのご神体を据えた。自分達の富を増やすために海底資源工場を設けて信者を働かせたり、教義に従わない者は片っ端からシャドーとして地下に追放してしまった!これはみんな元はと言えばあなたの責任なんだ」
   「そうだ、あなたのせいだ。あなたが宇宙飛行士にご託宣なんか与えるからあいつらのぼせ上がってこんな羽目になったんだ。さあ!!何とかしてくれ!」
   「俺たちはこんな宗教なんか抹殺したいんだ。わかるだろう?俺たちシャドーに地上を返してくれ!!あんたならできるだろう?元の世の中に戻すくらい。」
火の鳥「それはあなたがた人間が解決なさい」
スグル「どうして!?何にも力を貸してくれないのか?なぜ?」
火の鳥「それはね宗教などというものは人間が作ったものだからです。それを作るのも消すのも人間の心次第です。」

・ラスト、ヨドミ(連載版ではさおり)が教祖の前に引きだされるシーンが連載時と単行本とでは変わってる。
参考サイト1
参考サイト2


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【2017/06/24 19:25】 | 読書・コミック
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本日読んだ本は田中芳樹の「銀河英雄伝説」。
高校時代トクマノベルズ版で読んだんですが、YJで藤崎竜版が連載されてる、新作アニメが作られるということで読みました。今回は創元SF文庫版で。

アニメ化したということで脳内で堀川亮さん(ラインハルト)や富山敬さん(ヤン)、佐々木望さん(ユリアン)、キートン山田さん(キャゼルヌ)の他、石塚運昇さん、小山茉美さん、広中雅志さん青野武さん、羽佐間道夫さんらの声が聞こえてきたほど。

改めて読むと
・アスターテは原作ではアッテンボローが登場しない
・戦後の同盟側の描写では慰霊祭に出席したヤンが反抗的な態度を取っていたけど、アニメでは慰霊祭そのものをボイコットしてTV放送で見ていた
・イゼルローン攻略は・・アニメではローゼンリッターをイゼルローン攻略に使うと決めた動機が登場したけど原作ではいきなりシェーンコップが登場している。
・・などなどアニメを見た後に原作を読むとだいぶ違いがあるというのに気づかされます。


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道原版はアスターテから始まっているが、藤崎版はラインハルトの少年時代から描かれており、ラインハルトとヤンの容姿以外は「コレジャナイ」感が・・・

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【2017/06/09 21:54】 | 読書・コミック
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今回読んだのは「火の鳥-未来編-」。黎明編同様「マンガワン」で閲覧

『西暦3404年・・・人類は25世紀を頂点として衰退期に入り、文明も芸術も進歩が少しずつ停止、人々は昔の生活や服装にばかり憧れを抱くようになり、すでに30世紀には文明は21世紀頃のレベルまで逆戻りしていた。地球人類は滅亡の淵にあり、他惑星に建設した植民地を放棄し、地上に人間はおろか生物は殆ど住めなくなっていた。人類は世界の5箇所に作った地下都市“永遠の都”ことメガロポリス「レングード」(レニングラード:ソ連)「ピンキング」(北京:中国)「ユーオーク」(ニューヨーク:アメリカ)「ルマルエーズ」(マルセイユ:フランス)「ヤマト」(大和:日本)に移り住み、超巨大コンピュータに自らの支配を委ねていたが、そのコンピュータも完璧な存在ではなく、コンピュータ同士で争いが起き、メガロポリス「ヤマト」と「レングード」の対立から核戦争が勃発した。しかし実際には、その核戦争と無関係であるはずの「ピンキング」,「ユーオーク」,「ルマルエーズ」まで超水爆で爆発し、地球上に5つあった全ての地下都市が消滅し、人類が滅亡してしまう。主人公・山之辺マサトの意識は体外離脱し、火の鳥により、宇宙の構造と、人類の滅亡が生命の歴史のリセットを目的として実行されたことを告げられ、生命を復活させ正しい道に導くために永遠の命を授かり・・・』というもの。

「黎明編」の次に雑誌「COM」で1967年12月号 - 1968年9月号まで連載されていた作品。
・コンピューターによる超管理社会(SF物の王道ですな)、核によって人類滅亡・・・と暗い世の中を描いてるけど、将来、何かしらの形で起こりうる世界だと考えると読んでいて怖い。(先見の明があるという意味で)
・猿田博士はメガロポリスの外に研究所を設け、様々な生命を”培養”しており、宝塚にある「手塚治虫記念館」の常設展示のケースはこの人工生物培養カプセルがモチーフ。
・仲間達が次々と放射能や寿命により死んでいく中、マサトは死ねない体のせいで孤独に耐えながら生きる羽目になるのだが、放射能だとかの理由で人類が滅亡し、最後の一人になってしまうのは嫌だなぁ
・手塚治虫作品でおなじみの悪役キャラ・ロックが本作で登場。未来編のロックはマサトに辛く当たる嫌な奴として描かれてるが、実は戦争を嫌っており「嫌だ!!戦争だけはごめんだーっいくらハレルヤの命令でも・・こ・・これだけは・・・・これだけは!!」というセリフはコンピューターにすべてを委ねてしまう人間の愚かさを描き切ってる。じつはロックは構想のみ残された「大地編」にも登場する予定だったとか。
・死ぬことを許されないマサトは慰め相手としてロボットと合成人間を作るが孤独は募るばかり。火の鳥のドSぶりは容赦ないなぁ
・合成生物がだめなら生物の元となるものを海に流し、それを自然に進化するのを見守るしかないという答えを見つけたマサトは肉体が滅んでからも精神体として生き続けて生物の進化を見守ることに。生物の進化が意外な形で現れるのだが、それはナ○○○が異常進化したものだったが進化した挙句滅んでしまう。ナ○○○が進化して・・・という展開は意外な展開。ようやく人類が現れるがよーく見ると「黎明編」のシーンに移動。話がループしていることがわかるが未来編は黎明編の後に発表されたのにこの段階で話はループしているという発想はすごいと思う。


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あの有名映画と同名のコミックが原作のアニメ。本作にもロックが登場。声は歌手で役者の岡田浩暉。​

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【2017/06/05 23:54】 | 読書・コミック
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今回読んだ漫画は「火の鳥-黎明編-」
「望郷編」「復活/羽衣編」「ギリシャ/ローマ編」同様学生時代に読んだことがある「火の鳥」で今回は紙媒体ではなくスマホアプリ「マンガワン」を利用して読んだ。

<あらすじ>
 3世紀の倭(日本)、ところは熊襲。主人公のナギの姉ヒナクは破傷風にかかり、生死の境をさまよう。ヒナクの夫であるウラジは妻を助けるため火の鳥の生き血を求めて火の山に入るが、火の鳥の炎に包まれ死んでしまう。そんな折、村の海岸に漂着した異国の医師グズリが現れ、最新の医学知識でヒナクを救う。やがてグズリとヒナクは恋に落ちる。ところが婚礼の夜、グズリの手引によって、多数の軍船から猿田彦率いる防人の軍団が上陸。グズリはヤマタイ国のスパイであった。村人は虐殺され、ひとり行き残ったナギは猿田彦を襲撃するも捕えられる。猿田彦はナギの勇気を称え奴隷としてヤマタイ国に連れ帰る。ヤマタイ国がクマソを侵略した裏には、老いた卑弥呼が火の鳥の血を欲していたという事情があった。(COM連載版/wikiより)

マンガワン配信版は角川版(ハードカバー・文庫共に)とは違い、冒頭部分がカラーではなくなっている。
・全体的にシリアスな「望郷編」「復活編」とは違い、お遊び要素の多い作品で(決める所はシリアスに決めてるけど)、弓の訓練としてナギが狼の群と戦うシーンで狼が登場するシーンでは歌舞伎の見得を切る狼、「赤塚不二夫型」はニャロメ辺りを連想する顔の狼、「シェ~!!」のポーズをする狼が登場、歌いながら現れる「ミュージカル型」、プラカードを掲げて登場する「デモ型」が登場。「グランプリ型」は姿が見えず(角川版では「グランプリ型」が出てくるコマは「ファミコン型」に変えられている)。
ナギと猿田彦によってやられて行く狼の中にはダンスをして矢を躱す狼、戦争映画の兵士になり切ってる狼も登場し、登場シーン同様に笑いを誘います。
・ヒミコと面会したナギと猿田彦。卑弥呼は猿田彦にナギを殺せと言うのだが、卑弥呼が七変化を披露。ヒトラー、ナポレオン、江青になってる。
・他にもお遊びシーンではお祓いをしている卑弥呼が乗ってる祭壇にはローマ字で「noritonoserifuwosakasamaniyome」と書いてあったり、お祓いを終えた卑弥呼が扇風機とアイスクリームで・・・という風になったり、姉・ヒナクと再会したナギはグズリとの間に5人子供を設けたと聞くシーンで「おそ松くん」の6つ子とイヤミが登場。6つ子・イヤミが登場する絵は赤塚氏が書いたのでは?と思うほどそっくり。イヤミが出てくるシーンは脳内で肝付兼太さんの声が聞こえてきた
・黎明編は邪馬台国が存在した3世紀と日本神話のチャンポンな構成。登場人物に猿田彦、アメノウズメ、瓊瓊杵尊、素戔嗚と日本神話に出てくる神様の名前が出てくる。熊襲一族のためにと火の鳥を手に入れようとするナギ、力の衰えと老いに怯え永遠の命が欲しい卑弥呼と人のエゴを丸出しにした人は死に、永遠の命を求めない人間が勝者となるんだけど盛者必衰の理が出てきている。
・ラスト、ヒナクの息子・タケルは近親婚の結果血が絶えることを憂慮したことから外の世界に憧れ決して登りきることのできない崖を越えようとする。絶壁のため死を覚悟したタケルだが火の鳥の「生きるのよ」という叱咤を受けて崖を登りきることに成功。火の鳥の叱咤は永遠の命を求めるものに対しては死生観を語っていたが、死生観のことも含め、ラストのエピソードは生きることの大切さがわかる。


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【中古】その他コミック 火の鳥 黎明編(角川書店版)(1) / 手塚治虫

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【2017/05/06 20:00】 | 読書・コミック
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今回読んだのは「火の鳥-復活編-」
先日紹介した「望郷編」同様学生時代に角川書店のハードカバー版で読んだ作品。

<現在>西暦2482年。主人公の少年レオナ・宮津はエアカーから墜落死。レオナは科学の治療で生き返るが、人工細胞で脳を補うという方法のため認識障害を起こす。具体的には、人間は石ころやおが屑のような奇妙な無機物の塊に、ロボットなどの無機物が人間に見えるようになった。そんな中である日、レオナは街で美しい少女を見かける。彼にとって唯一生き生きとした人間に見えるその少女に一目惚れし追いかけるが、彼女の正体は人間とは似ても似つかぬ旧式ロボットであった。そのロボット=チヒロ61298を忘れられないレオナは、チヒロが働く会社まで押しかけて彼女を譲ってくれと猛アタックするが会社の人間に追い返される。
ある程度認識障害が改善されてからレオナは過去の記憶を辿るうちに、墜落死の原因がかつてアメリカにおいてフェニックス(火の鳥)の血を入手したという過去がからんでいる事も判明した。だが、ロボットのチヒロを人間の女性と認識し愛する事に変わりは無く、ついにレオナはチヒロと駆け落ちし、その道中で臓器の密輸を行う組織に拾われる。そして再び瀕死の重傷を負ったレオナは、ある決断をする。

<未来>西暦3030年、旧式ながら通常のロボットとは異なる奇妙な人間味を持つロボット・ロビタが、集団で暴走して溶鉱炉へ飛び込んで『集団自殺』するという異常事態が発生した。それはなぜなのか、そして月面の貨物施設で酷使される最後のロビタの運命は?レオナとロビタの物語はやがて意外な形で収束する。

今回借りた朝日新聞出版社版と角川版は「望郷編」とは違って大差はなく、冒頭のシーンがカラーかどうか否かぐらい。
手塚プロ商事主宰の雑誌「COM」1970年10月号 - 1971年9月号連載だったとのことだが、コマ割りが今のマンガとは違って斬新。これまた学生時代に読んだことのある「宇宙編」もコマ割りが斬新だったけど。
レオナは最新の医療で生き返ったものの人間が醜く見え、ロボットが人間のように見えるという認識障害を抱えてしまった。無機物に見える人間の中で人間らしく見えるチヒロは旧式の人型ロボット。レオナはチヒロに一目惚れ。チヒロが勤めている会社に譲ってくれと猛烈なアプローチをしてしまうほど。
チヒロの方もロボットではあり得ない愛の感情を得てしまうシーンがあり、そのシーンのレオナは掛け線ではなく、アルファベットのAを組み合わせて絵を形成しているところが手法の非凡さを感じる。学生時代は掛け線だけで絵を構成しているとしか感じられなかったのだが。
 自分の死の真相を知ったものの、心に虚しさを抱えたレオナは主治医のニールセンに
「お願いだ!ぼくを人間かロボットか、どっちかにはっきりさせてくれ!先生!!」
「・・・ぼくはロボットになりたい・・・」
と訴えるシーンはどこまでが人間でロボットなのかという境界の曖昧さを伝えてる。

 密輸組織の副頭である珍(手塚漫画ではおなじみのハム・エッグが演じてる)が組織の闇医者ドク・ウィークデーに
珍「一つだけ忠告しておきてえ。あんまり出過ぎた真似をしねえこった!」
ドク「な な なんだとっなぜわしが出過ぎた真似をしたっ」
珍「あんまり科学の力ってやつを信用すんな!」
ドク「なんじゃっ、わしの手術にケチをつけようてのか珍!」
珍「先生、おれはな人間の体をバラにしてあっちこっちの星へ売りつけて・・・
 けが人どもにくっつけてるんだが・・・はっきり言ってどこでもほんの一時的なもんだ。
 くっつけられたやつはしばらくの間は持つさ。だがな、ある時間が来るとくっつけた部分が
 腐ってきて結局死んじまうんだ。」
ドク「拒否反応だろう?それは?」
珍「そう、拒否反応。どこの星の医者もこれにはお手上げだ」
ドク「だがわしはそれさえも征服したんだぞ。」
珍「いいか先生、これだけは言っとく・・・」
 「どんな科学の力でもな人間が・・乗り越えちゃいけねえことだってあるんだ!」
ドク「へっ、大した哲学者だなおまえは」
珍「宇宙(そら)をさまよってりゃァだんだんサトリもでてくらァ・・・」
 「人間の生命(いのち)ってもんは・・・人間の力じゃ所詮どうにもならねえのさ。」

・・・と語る現在のエピソード終盤は臓器移植時に起こる「拒絶反応」に関する問題が描かれており、医師免許と医学博士号を持っていた手塚氏らしい話なんだけど、今の問題に通じるものを感じ、70年代に書かれていた話とは思えない。

最終的に現在と未来は交わり、ロボット・ロビタ誕生秘話、ロビタの集団自殺、集団自殺に参加できなかった月面の施設にいた最後の一体は自分で電源を切り、300年間眠っていたところを月を訪れた猿田に発見されて彼に付いていくという流れになるが、最後は「未来編」に繋がっていく(未来編に猿田の助手ロボットとしてロビタが登場する)流れもすごい。他の章でも「つながり」がちらほら出てくるんだし。


【中古】その他コミック COM名作コミックス 火の鳥 復活編(A5版) / 手塚治虫


【中古】 火の鳥 復活編(5) 朝日ソノラマC/手塚治虫(著者) 【中古】afb


火の鳥《オリジナル版》復刻大全集(5(復活編・羽衣編)) [ 手塚治虫 ]
復活編と一緒に収録されている羽衣編は「天の羽衣伝説」がモチーフだが、作中の「放射能の影響で奇形で生まれた赤ちゃんを嘆いて殺そうとする」という表現についての問題や作者の意向があり、1980年まで描き直されるまで単行本化されなかった。本来は「望郷編(COM版)」と関連する話であるが、1980年に単行本化される際、全ての文章を手塚が書き直し独立した話になっている。


【中古】 火の鳥 宇宙編 /手塚治虫 【中古】afb
「望郷編」にも登場する牧村の死から始まるミステリー仕掛けのエピソードで「鳳凰編」「ヤマト編」と同時期に1980年代にアニメ化された。紹介してるはそのアニメ版。
話の大筋は原作と変わらないが、調査隊の隊長・城ノ内の死因が変更、牧村が鳥型宇宙人の女性・ラダを殺した動機などが変更されてる。


【中古】その他コミック 火の鳥 未来編(角川書店版)(2) / 手塚治虫
黎明編の次に発表されたが、時系列的には最終章(NHKが制作したアニメ版でも最終章として位置付けられている)。人類の再生を火の鳥から託された青年・マサトは孤独に耐えながら人類再生の使命を全うしようとするが・・という内容。
コンピューターによる超管理体制、核によって人類が滅亡と暗い内容を描き、未来に起こりうるであろう出来事を書くところと最終的には「黎明編」冒頭に繋がっている構造も手塚氏の才能を感じさせる。
宝塚にある「手塚治虫記念館」の常設展示のケースはこの未来編に登場する人工生物育成のカプセルがモチーフ。

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【2017/04/24 12:17】 | 読書・コミック
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魔夜峰央原作のギャグマンガ「パタリロ!」舞台版のキャストが本日発表に。
パタリロ:加藤諒(「NARUTO」舞台版/チョウジ役、「残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』」ヤコブ役)
マライヒ:佐奈宏紀(テニミュ3rd 海堂薫)
バンコラン:青木玄徳(テニミュ2nd 跡部景吾)
タマネギ部隊:細貝圭(「海賊戦隊ゴーカイジャー」バスコ役、舞台版戦国BASARA 真田幸村(2代目)、金井成大、石田隼、吉本恒生
魔夜メンズ:佐藤銀平、吉川純広、三上陽永、柴 一平(Wキャスト)、香取直登(Wキャスト)

*魔夜メンズ:魔夜峰央氏の世界観すべてを表現することができるスペシャリストに与えられた称号。別名、スペシャルエキストラ。

●パタリロ役・加藤諒コメント
先日舞台化の発表がありまして、インターネット上では加藤諒がパタリロ役ではないか、という意見を多数お見受けしました。
そうです、恐縮ながら、ボクが演じさせていただきます☆
素敵なスタッフの皆様、素敵なキャストの皆様と、素敵な「パタリロ!」を創り上げたいと思いますっ!!!
果たしてどんな舞台になるのか、ご期待くださいませ♪パパンがパン♪♪

●魔夜峰央氏コメント
「パタリロ!」の世界を、生きている人間が、死んでる人間には無理でしょうが、表現できるとは思いませんでした。楽しみです。

  • news_xlarge_pata_0722.jpg

公開された殿下のビジュアル。作中では「三等身」「しもぶくれ」などと言われているんですが、時折見せる「美少年バージョン」の顔を連想させます。
パタリロと言えば変装とクックロビン音頭ですけど、どこまで再現されるのか?


【2016/07/22 20:35】 | 読書・コミック
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魔夜峰央のギャグマンガ「パタリロ!」の舞台化が決定。日程は12月8日から25日まで、東京・紀伊國屋ホールにて行われる。

脚本は俳優としても活躍する池田鉄洋、演出は舞台「帝一の國」などを手がけた小林顕作がそれぞれ担当する・・とのことですが・・「スターダスト」(アニメ版では「スターダスト計画」として映画化)のような長編をベースにするのか?


初の長編で映画版の原作「スターダスト」を収録。盗まれたダイヤモンドを追い、宇宙へ飛び出すパタリロら・・という展開は「007 ムーンレイカー」を連想させます。


【送料無料】 パタリロ! / パタリロ! スターダスト計画 【DVD】
OPソングは何と作者ご本人の熱唱。声は寺尾聰を思わせます。

【2016/06/25 00:05】 | 読書・コミック
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弱虫ペダル」「鋼の錬金術師」の実写化がアナウンスされましたが、それに喝を入れた方が・・
それは「GANTZ」の作者・奥浩哉氏。
ネットのニュースのよると



『進撃の巨人』(2015年)に、公開直後から低評価が相次ぐ『テラフォーマーズ』、そして先日製作が発表された『鋼の錬金術師』と、アニメ化もされた人気マンガの実写映画化が相次ぎ、原作ファンたちが阿鼻叫喚状態になっている最近の映画事情だが、この現状についに苦言を呈すマンガ家が現れ話題となっている。

 マンガ『GANTZ』(集英社)で知られる漫画家の奥浩哉が、5月29日に自身のTwitter(@hiroya_oku)で「なぜ無理っぽい漫画の実写化が続々と作られるのか? 知名度がある原作とイケメンの組み合わせだけで内容はテキトーでも観に行く人達がいっぱいいるからですよ。コアなファンなんて最初から相手にされてません。儲からなかったら誰も作りません」「少年誌のファンタジーのような世界観全部作らなきゃ無理みたいなやつが無理な企画」と発言。これには、「あ~ぁ、言っちゃったよw」「ほんとにその通りだと思う」「俺たちが見向きもされてない現実に目をそらしてきたというのに…」と大きな反響を呼んでいる。

 奥の代表作『GANTZ』は、主人公の玄野を嵐・二宮和也、もう一人の主人公加藤を松山ケンイチ、監督を佐藤信介が務め、2011年に前後編として実写映画化されている。ともに公開2日で興行収入5億円を突破、動員数は40万人を超え、2本あわせて興行収入約60億円を超えという大ヒット作にはなった。

 奥の今回の発言に対して、「『GANTZ』実写化に不満が残っているのか?」という声もあったが、これに関して奥は「GANTZやアイアムアヒーローは無理目というよりか、現実的。主人公日本人で、舞台も日本の実際に撮影できる景色だし」と述べていることから、今回の発言は最近の実写映画化ラッシュについての苦言のようだ。

 作品の舞台は人型ゴキブリが大量にいる火星、日・米・露・中・独、そして欧州各国のキャラクターが登場する『テラフォーマーズ』や、錬金術が存在し、欧州が下敷きになっている世界観なのに、主人公エドワード・エルリックをHey!Say!JUMPの山田涼介が演じる『鋼の錬金術師』。

 そして巨大な壁に囲まれた都市と巨人が存在し、ドイツ人っぽい名前を持つキャラクターがほとんどなのに、キャストを主人公エレン役の三浦春馬をはじめ日本人ばかりで固めておいて、その世界で非常に珍しい東洋人・ミカサ役はなぜか水原希子という不思議な采配を見せた『進撃の巨人』など、奥のいう「世界観全部作らなきゃ無理」な世界で、日本人以外のキャラクターを全て日本人が演じている実写化作品のオンパレード。相次ぐ原作ファンを無視したキャスティングと世界観ぶち壊しの現状に、奥も思わず発言してしまったのだろう。

 近年のマンガを原作とする実写映画で成功し、比較的原作ファンからの拒絶反応も少なかった映画といえば、『るろうに剣心』シリーズ(12、14年)や、先日第2作が公開された『HK 変態仮面』、『映画 暗殺教室』シリーズ(15年)、そして『オオカミ少女と黒王子』、『orange』などが挙げられるだろうか。やはりというか、いずれも原作のキャラクターや世界観に寄せようという努力が見られる作品ばかりだ。原作では外国人なのに日本人が演じて人気となったのは、いい感じにギャグへと昇華した『テルマエ・ロマエ』(14年)シリーズぐらいではないだろうか。

「少なくとも日本人の登場人物がほとんどの作品のみ映画化していい。外人設定のキャラを日本人がやると興ざめする」「世界観が無理な作品は成功する気がしない。進撃しかり、テラフォしかり」「ほんとに勘弁してほしいもんですな」というファンからの悲痛の声が多く届くのも無理はない。

 世界的に見れば、『アイアンマン』、『アベンジャーズ』などの各シリーズをはじめ、コミックが原作のマーベル作品が圧倒的な支持を得ている。マーベルのヒーローたちの世界を再現するために、本腰を入れてビジュアルを作り上げればファンは支持するものなのだ。予算の規模が違いすぎるだけなのかもしれないが……。

 映画『GANTZ』の成功も二宮や松山のファンのおかげだったのでは、という気もするし、イケメンを起用することが悪いとは言わないが、公開前から原作ファンの反発を招くような世界観ぶち壊し実写はもう少し謹んでほしいものだ。だが、『鋼の錬金術師』もジャニーズファンの動員でそこそこヒットしてしまうのだろう。二次元ファンの悩みの種は付きそうにない。

 なおネット上では、映画『デスノート』シリーズ(06年)、『カイジ 人生逆転ゲーム』シリーズ(09、11年)、『るろうに剣心』シリーズと、出演したコミック原作映画に良作が多い藤原竜也の評価が今さら再上昇中。「コミック、アニメの実写化で信じられるのは藤原竜也のみ」と囁かれ、ついには動画まで作られているほどだ。暇な人はググってみることをオススメしたい。』


『「名前こそ出していませんが、これは『進撃の巨人』と『テラフォーマーズ』を指したものでしょう。2つをイケメンがいるだけで中身のない作品だと揶揄しているように見えますね。確かに三浦春馬と伊藤英明はかっこいいだけで演技はひどかった。奥氏は『変[HEN]』と『GANTZ』の2作品が実写化され、どちらもそれなりの評価を得ているだけに、この解説には説得力があると言わざるをえないでしょう」(漫画誌編集者)

 奥氏は一方で「ヒメアノ〜ル、噂に違わぬ面白さでした!とにかく森田剛が凄い!見事でした」と同じく漫画実写映画の「ヒメアノ〜ル」は絶賛。安易な実写化でなければ評価する姿勢を見せている。「鋼の錬金術師」の主演はHey!Say!JUMPの山田涼介。奥氏は彼をどう判断するだろうか。』(ネットのニュース記事から抜粋)


「テラフォ」は失敗確定と公開前から思っていたけど(同じお題で作られたOVAが話端折りすぎ、単行本の特装版としてリリースされたこと、TV版も進撃並みの評価を得えられなかったため)、本当に出来が悪かったとは・・・
「変態仮面」は原作と話は別物と考えれば楽しい作品でしたし、「るろうに剣心(1作目)」も改編されたところはあったものの(武田観柳との対決編を元にアレンジされてる。御庭番衆と蒼紫が登場しない)面白い作品でしたが・・立て続けにマンガが実写化されると辟易する箇所もあるからな。

【2016/06/02 20:58】 | 読書・コミック
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